住宅ローン危機!!
40歳を過ぎて住宅ローンを組む人が増えているそうです。
リストラや介護など想定外の事態で資金が不足し、
「住宅ローン破綻」に陥る人が増えるのでは⁉と言われているそうです。

なぜ40歳以降で住宅ローンを組む人が増えているのか?
- 晩婚化や出産年齢の上昇により、持ち家を持つタイミングが遅くなっている
- 定年年齢の引き上げや働き方の多様化で、長く働く人が増えている
- 金利が低水準で推移し、40代以降でも住宅ローンを利用しやすくなった
40歳以降で住宅ローンを組むメリット・デメリット
メリット
- 収入や貯蓄が安定し、頭金を多めに用意できる
- ライフプランが明確になり、無理のない返済計画を立てやすい
- 住宅ローン審査で年収や勤続年数が有利に働く場合がある
デメリット
- 返済期間が長くなると、完済が70代・80代に及ぶリスク
- 退職や収入減少、病気、介護など想定外の事態で返済が困難になる
- 年齢が上がると団体信用生命保険(団信)に加入できない場合がある
住宅ローン破綻のリスクと実例
専門家は「完済予定年齢が70歳を超えると、住宅ローン破綻のリスクが高まる」と警鐘を鳴らしています。
実際、70代でローン返済が困難になり、自宅を手放したケースも報告されています。
たとえば、55歳で15年ローンを組んだ男性は、早期退職や親の介護で再就職できず、返済が滞り自宅を売却せざるを得なくなりました。

みんなが知りたい!よくある疑問・不安
Q. 何歳まで住宅ローンを組めるの?
- 多くの金融機関は完済時年齢を75~80歳までとしています。40代・50代でもローンを組む人は増えていますが、借入期間が短くなり、月々の返済額が高くなる傾向があります。
Q. どれくらいの年収があれば安心?
- 住宅ローン利用者の年収は400万~600万円が最も多いです。年収倍率6倍以下、返済負担率25%以下が無理なく返せる目安とされています。
年収 | 年収倍率6倍 | 返済負担率25%の年間返済額 | 月々の返済額 | 借入可能額の目安 |
---|---|---|---|---|
400万円 | 2,400万円 | 100万円 | 約8.3万円 | 約3,507万円 |
600万円 | 3,600万円 | 150万円 | 約12.5万円 | 約4,209万円 |
800万円 | 4,800万円 | 200万円 | 約16.7万円 | 約6,313万円 |
1,000万円 | 6,000万円 | 250万円 | 約20.8万円 | 約7,015万円 |
※「借入可能額の目安」は返済負担率25%・金利1.3%・35年返済の場合の一例。
年収倍率6倍以内に収まっているかも確認してください。
Q. 退職金や年金で返済できる?
- 退職金や年金をあてにしすぎるのは危険です。
老後資金や医療・介護費用も考慮し、余裕を持った返済計画が必要です。

住宅ローン破綻を防ぐためのポイント
- 無理のない借入額・返済額を設定する
年収倍率6倍以下、返済負担率25%以下が目安。 - 頭金を多めに用意し、借入額を抑える
- 繰上げ返済やボーナス返済を活用し、早期完済を目指す
- 退職後の収入や支出をシミュレーションする
- 病気や介護など万一の事態に備え、生活防衛資金を確保する
- ファイナンシャルプランナーに相談し、第三者の目で家計をチェックしてもらう
まとめ
40歳以降で住宅ローンを組む人が増えているのは社会の変化に伴う自然な流れですが、
リストラや介護など予期せぬ事態で「住宅ローン破綻」に陥るリスクも高まっています。
無理のない返済計画と将来のリスクへの備えが何より大切です。
これから住宅購入やローンを検討する方は、ぜひ慎重にシミュレーションを重ね、
安心できる家計づくりを目指しましょう

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